今日も懲りずに名盤紹介。

ビギン

ビギン

これは、米国のバンド。カート・ベッチャーを中心にスタジオミュージシャンによって作り上げられた幻の名盤。CDで手に入る時代のおいらたちはラッキーね。
発売当初は全く売れなかったらしいけど、いわゆる「発見・発掘」によってその筋では有名になったアルバム。つうかこれ一枚しか出していないはず。裏モノで、デモテイクを含めたCONTINUESてのもあるけど・・・。


4トラックだったか、16だったか忘れたけど、とりあえず48トラック標準の今の時代では考えられないほどローテクで作られた作品なのに、ディテール、メロディーどれも秀逸。
初めて聞いたのは宮子和眞著「インドア・ポップサイクル」に乗っていたからなんですが。この本に載ってるものはどれもはずれ無しなので、まだ未読の方は是非。
4曲目の「AM5:00」が好き。ルート固定のままメロディーだけ半音ずつ上昇していくイントロにやられた。シャキシャキしたドラムのくっきりサウンドも好み。
いろんな意味で重要なアルバムですねえ。