中原昌也って野間文芸新人賞を受賞したみたい。
彼のCD作品は結構持ってる。中古CD屋に行けば、探せば安い値段で結構みつかるので、
目にしたときになぜかレジに持って行っちゃう。
そういや数年前に年末のTransonicのイベントを新宿リキッドで見た時にモップもって踊ってたなw。

まあ買ってきても一回聞いたらほとんど二度と聞かない。
だらだらといろんな音がコラージュされている「音」が、1トラックが40分とかで流れたりとかして、
盛り上がりも、盛り下がりもなく延々と続く。


でも嫌いじゃないというか、むしろ好き。
なんていうか怖いもの見たさのようなものですね。
お化け屋敷に近いかな。
初めて入るときは妙な期待感があるけど、一度体験してみればそうそう行くものでもない。
ってかんじかなあ。


そういえば昔STUDIO VOICEでそうゆうレコード特集をしてたな。
60分以上逆回転で演奏されているCDとか、チェーンソーでシーソーだかブランコだかを作る音が延々と流れるCDとかそんなんばっか。で、そうゆうCDを一度は聞いてみたいって思った。でもTSUTAYAではレンタルしてないし、タワレコでも売ってないだろうな。


で、そんな中原昌也も当然CD売れないだろうから文章を書くわけです。そのうちのいくつかを買って読んだが、やはり最初はそれなりの興味を持って読むのだけど、読後感は何も残らず、そして2度と開かない。


でもそうゆう音楽や文章のスタイルもありだと思っている。むしろ消費される聞き方や、読まれ方をされない作品群はそれなりに意味があると思われ。

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